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DS716+の8GBメモリ増設と本サイトその後

掲載日:2015年12月14日 by gelsomino
DS716+のメモリを8GBに増設

最終更新日(2013年1月21日)から来年2016年の1月で約3年♪
その間(仕事などの関係で)、サイトを放置にしたにも関わらずアクセスが増えている。要するにSynologyの認知度が3年の間に向上して利用者が増えているんだろうなと思ってます。
実際、3年前にはAmazonや価格.comでSynology製品がほぼ出てこなかったけど、今では多くの主要機種が多くのショップで販売しているし、しかも恐ろしいほど高いわけでもない。入手しやすくなったなーと思う今日この頃です

で、本サイトですが、個人的にSynologyの利用をやめたわけではなく、逆に当初使用していたDS209+からDS710+、DS213+、DS214+を経て(途中、間違いでEDS14なんて変なやつもあったり)、つい最近DS716+に移行したりして、以前よりも我が家ではSynolgyに対する依存度が増えてます。
実はごく普通にSynologyを使い始めたところSynologyの便利さに改めて気づきw、その結果依存度が増えたという感じです。
要するに本サイトの主旨でもあるカスタマイズは過去のこと・・・みたいな。
とは言え、今でもちゃんと自分でmake installしたりもするわけで、全くカスタマイズをやめたわけではありません。でも、以前とは少々やり方が変わっています。ですから、以前の記事は古い情報と思っていただければ幸いです。

以前はipkgを使ってごちゃごちゃやってました。bootstrap/ipkgはSynologyで開発環境他を使うための手っ取り早い方法であったし、当時はそれで満足してました。しかし、DSMのバージョンが変わるたびに調整?する必要があって、特にバージョン4から5系にかけて頻繁にバージョンアップが行われ面倒になり・・・。しかもDSMのバージョンアップで標準的な状態でも便利になり、無理にSynologyをカスタマイズする必要は無いかなと思えるようにあったわけです。

では、現在はどうしているのか?。今はSynologyが提供するツールキットを使っています。ツールキットは以前からあってこのサイトでも簡単に紹介しているのですが、提供されているドキュメント「サードパーティデベロッパガイド」の内容が簡素なわりに手順が面倒くさそうだったため、単なる食わず嫌いでipkgを使ってました。
ところが、わけあってipkgが使えずツールキットを使ってみたところ、思いのほか簡単で便利なことがわかりipkgにさよならしたという次第です。

ツールキットについては時間があるときに改めて書こうと思っていますが、適当な仮想環境にUbuntuなどを入れて、「Quick Start Guide for Open Source Porting to Package」の項に記載の方法を参照すれば、わりと簡単に巷のオープンソースをビルドできます。しかもマルチプラットフォームに対応していて、CPUが異なる複数のDiskStationを持っていても、それぞれのDiskStation用にビルドできたりして便利。またPC側で作業しますから、DiskStation本体に開発系のツールをインストールしなくて良く(したがって安全)、DiskStation本体のCPU/メモリなどリソースを浪費することも無くて、これが本来のやり方なんだろうなーと。
ということで、ipkgを使っている方(ipkgが使える知識がある方)は、ツールキットを使うことをお勧めさせていただきます(過去記事を否定するようなもんかも)。

2ベイ最上位モデル「DS716+」のメモリを8GBに増設する

さて前置きが長くなりましたけど、タイトルの通りDS716+のメモリ増設についてお伝えします。

先月2015年11月12日に発表されたDS716+を入手するとき、メモリがオンボードなのかDIMMなのかという情報がなくて心配だったのですが(最近の小型機はメモリオンボードの場合が多かったため)、届いた本体を確認したところ、2GBのDDR3L-1600 SO-DIMMが刺さってました(写真はDS716+標準の2GB DDR3L-1600 SO-DIMM)。今までのDS7系と同様にDS716+もオンボードメモリではなく個人的には一安心。

DS716+標準の2GB DDR3L-1600 SO-DIMM
DS716+標準の2GB DDR3L-1600 SO-DIMM

DS716+が搭載するCPU「Intel Celeron N3150(braswell/4コア/1.6GHz)」は8GBまでのメモリサイズに対応するため、試しに8GBのDDR3L-1600 SO-DIMM(標準の2GBと同じく試しにTranscendの8GBを購入)に交換したところ問題なく認識。公式にはメモリは2GBとなっていて増設を認める記述は見当たらないし、Synology公式の増設メモリもリリースされていないためサポート外とはなりますが、5千円ほどで余裕のメモリ空間に増設することができました。
とりあえず増設後に使用を続けていますが、DS716+は問題なくリソースに余裕を持って稼働しています。

DS716+の8GB増設後:物理メモリ容量は8192MBとして問題なく認識する
DS716+の8GB増設後:物理メモリ容量は8192MBとして問題なく認識する

大ざっぱな比較となりますが、設定やパッケージなど同じ構成のDS716+とDS214+(Marvell Armada XP MV78230/2コアCPU/1.33Ghz/1GBメモリ)で、メモリとCPUの利用率を確認してみました。

DS214+の情報:個人利用ならば十分なスペックだけど・・・
DS214+の情報:個人利用ならば十分なスペックだけど・・・

以下の画面は、ほぼアクセスが無い状態(アイドル時)と、Antivirus Essential(アンチウイルスソフトウェア/裏方ではClamAVを使っている)でフルスキャンをかけた状態のリソースモニタの表示となります。

DS716+:ほぼアクセスが無い状態(余裕一杯のリソース残)
DS716+:ほぼアクセスが無い状態(余裕一杯のリソース残)
DS716+:Antivirus Essentialでフルスキャン実行時(まだ余裕がある)
DS716+:Antivirus Essentialでフルスキャン実行時(まだ余裕がある)
DS214+:ほぼアクセスが無い状態(メモリの37%はすでに消費済み)
DS214+:ほぼアクセスが無い状態(メモリの37%はすでに消費済み)
DS214+:Antivirus Essentialでフルスキャン実行時(かなり忙しい状態)
DS214+:Antivirus Essentialでフルスキャン実行時(かなり忙しい状態)

上記、ざっくりとした比較で、使用する(有効にする)機能やパッケージによっても結果は異なるでしょうけど、いずれにせよ8GBに増設したDS716+は余裕があることだけはおわかりいただけると思います(ちなみに物理メモリ残量に余裕があるDS716+はなかなかスワップが発生しません)。

特にSynologyの小型機やローエンドモデルはメモリが少なく増設できないことが難点で、DSMそのものは機能が豊富で色々なことができるけど、実際に使ってみると(例えば普通にNASとして使いつつ、複数台のカメラをつなげて、Audio Stationを使って、ウィルスチェックも機能させて・・・のような)メモリとCPUが悲鳴を上げて反応せず・・・なんてことがあったりもしました(512MBのDS213+のときはかなり辛そうでした)。
しかし8GBもあると・・・このスペックで反応しないような運用や使い方はそもそも機器の選定を誤っているだろうし(もっとハイエンドモデルを使うべきで)、個人的には若干オーバースペックな状態となっています。

ま、とにかく。DS716+は形状こそDS2系と変わりなく少々高価ではありますが、小型でハイスペック、しかも中小企業ならば2台構成でSynology High Availability(SHA/HAクラスタ)で可用性を高められたりして超おすすめです(SHAについてはまた機会を改めて・・・HAクラスタはQNAPには無い特徴です)。

ということで、ほぼ3年ぶりの更新。例えば、iPhoneユーザならば標準のCardDAV ServerパッケージよりもBaikalの方がいいとか、Note StationパッケージではなくMail ServerパッケージでIMAPを使ってiPhone標準のメモアプリを使うとか、他モデルへのマイグレーション時の注意とか、他にも伝えたいことはあるけど時間を見つけて追加したいと思います。
結果的にカスタマイズの記事は減ることになるかも・・・。

ところで、本文記載のEDS14は買わない方がいいです。コンセプトは面白いけど、面白いだけで使い道が無い・・・誰も買わないでしょうけどw

 
 

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